宮崎あおいが男に呼び出された
2008-11-15
宮崎あおいが男の隣に座る。かばんをほおり、地べたへ座る。その雰囲気作り、うまい。
男は気になって(きっと用があって宮崎を呼び出したのだろう、緑の土手に)心配そうな顔で、なんどか宮崎あおいを見るのだけれども、宮崎あおいは見られているような感じを悟ってあえて見ずに汚れてもいないスカートを手で払っている。すると、むしろ、男の反対側を一旦みる。そしてうつむき、男もうつむき、しばらく沈黙。そして、宮崎あおいはやっと男をみる。
男はぼそぼそ話す。その間、宮崎あおいはさっきまでの短い無視から一転、厳しい目でじっと男を見つめる。そして、笑う。笑う笑顔がすてき過ぎるぞ!!緊張と緩和。この間、40秒。宮崎あおいの演技力は尋常じゃない。
やっと柔らかい雰囲気が包む。宮崎あおいは「なに?」といって笑っている。男があまりのぼそぼそしゃべっていたからかもしれない。とにかく大切なのは笑顔は場の雰囲気を変える。笑うことは大切なこと。
さて、男はなぜ宮崎あおいを呼び出したのか。
カメラは、青空へパン。そして、地べたに座る二人を写す。青い空を背景にした横からのアングルっていうのが、いいね。
すぐにまた、二人は沈黙する。二人はこれから何が起こるかだいたい分かっている。見ているぼくたちも、すこしだけ分かる気がする。
途中、映像が一瞬切れる。だいぶ、ぼそぼそしゃべる→沈黙、というのが続いているということだ。何が起こるかわかっていても、進まない。すると、男は立ち上がる。「立てよ」「何で?」というやり取りが合ったのかもしれない。宮崎はなかなか立ち上がらない。しばらく、これから起こることを考えているようにも見える。そして立ち上がる。すると、男は宮崎の目の前に立つ。何かがおきそうだ。
向かい合う。お互いの顔はなんか変だ。宮崎は笑う。何かがおきそうだ。男はやけに顔が緊張してこわばっている。宮崎はたまに空を見たり、とぼけている、ふりをしている。さあいよいよ、ということろで、男は再び宮崎の横へ戻る。そのときの、宮崎の表情は、やや落胆、やや安心、でも残念、みたいな微妙な顔。
それからまた、沈黙。男は、ふざける。空を指差した。「少年よ大志を抱け」。宮崎あおいは笑った。雰囲気が温まってきた。けれど、沈黙。何が起きるか分かっている。その間の、今という時間が、むずがゆい。男は背伸びしたり、落ち着かない。
そして、男は覚悟を決めた。再び、宮崎の前へ。カメラの外で写らなくなってしまった。宮崎は、ブレザーのポケットに手を突っ込む。すこし、近づく。もうすこし、近づく。そして、ついに!宮崎のほうから!
次の瞬間、再び沈黙。笑顔はない。笑顔をこらえているのか。二人の何が変わったのか。もはや男は画面にいない。宮崎は、両手をポケットに突っ込んだまま、何が起こったのかゆっくり理解しようとしている。自分の行動に、とまどいを感じているのか。こういうことの後は、笑うものなのだろうか、こまることなのだろうか、どんな言葉が必要か。よく、わからない、というのは、確かな反応だと思う。リアルかどうか、わからないけれど、1つの演技として、シーンとして美しい。
蒼井優は何が違うのか?
2008-07-06
![]() | Cut (カット) 2008年 07月号 [雑誌] (2008/06/19) 不明 商品詳細を見る |
蒼井優は何が違うのか?
答えは、何が違うかよくわからないが、何か絶対違うということだ。
この特集は、現在人気上昇中の蒼井優が、なぜこれほど人気なのかについて解き明かす企画だ。フォトグラビアとロングインタビュー、そして、岩井俊二監督や鈴木杏、宮崎あおい、市川隼人など映画で競演した人たちのコメントが寄せられている。
立ち読みした結果、冒頭の答えとなった。なぜなら、コメンテーターは、透明感がある、存在自体が美しい、カキ氷が大好きらしい、とか、答えがばらばらすぎて、蒼井優という焦点にいつまでもピントが合わずに企画が終了するためである。
宮崎あおいに至っては、「顔がかわいい」「キュンとする」といった、むしろ宮崎あおい自体がかわいく見えてくるコメントを寄せてしまっている。
ただし、やはり蒼井優は、何か絶対違うのだ。さてそれは一体何なのだろう。
ぼくが、もっとも、一般消費者的にリアルさを感じられたのは、誰がコメントしたか忘れてしまったが、ある女性監督が蒼井優の腰を掴んだときにあまりに細すぎてびっくりした、というエピソードである。
確かに蒼井優は細いのだ。いや、細いというか、骨格が普通ではないのだ。
実物を生でみたことがあるのだが、手と足が異様に長く(特に手!)、くびも異様に長い(顔はまめのように小さい!)。
それじゃあまるでキリンじゃないかといわれるかもしれないが、まさにキリンぽいのだ(CUTの表紙もキリンのように黄色い服を着ている!どことなくポーズもキリンぽい?!)。そういえば、午後の紅茶のCMに出ているがメーカーはキリンビバレッジ!!。とまあ、ぼくの第一印象はキリンぽいだったのです。

![Cut (カット) 2008年 07月号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51q97nfNJjL.jpg)
