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内田鋼一展、ギャラリーfeveで
2008-10-14

吉祥寺のギャラリーfeveで内田鋼一展。高橋みどり氏によるコーディネートだという。
うつわ売り場は実に静かだ。古材の板の上に白い器が置かれ、選ばれるのをじっと待つ。店員もじっと待つ。
しんとした部屋には、入れ替わり立ち替わり人が現れる。吉祥寺という町のせいか、内田鋼一という作家の魔力か。
しかし、作家不在。実に味気ない。作家物の器を売り買いする価値は、実はモノ自体の所有よりも、作家とコミュニケートすることにあるのではないかと、最近思う。消費者に優しい会場レイアウトは、作家自身を配置する事なのではないか、と。
モノの裏側にあるストーリー、そして、作っている人の顔、声、体つき、エトセトラ、にユーザーは感動したいものだ。
白いボウルを手に取る。砂のような滑らかな手触り。それでもこの作家の作品には形、素材感だけで訴えてくる力があると1人うなづく。吉祥寺は小雨が降っていた。
口がしょぼしょぼにすぼまった壷が良かった。口は達者でも買える金はない。財布よ、どうにかしてくれ。
