具本昌、肉感的な「白磁」

 2008-04-29
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白磁の魅力は、肌のきめと女性的なフォルム。
しろくなめらかなイメージが誘惑する。ふっくらと丸みを帯びた肉感的なかたちが刺激する。


ぽっちゃり系が好みの男子は、川村ゆきえののグラビアでなく、具本昌が世界中を駆け回って無地の李朝白磁だけを収めたグラビア「白磁」を購入することを強く勧めたい。癒し効果はアッキーナこと南明奈のグラビアにも引けをとらない(ちなみに川村ゆきえとアッキーナは現在グラビア界で首位争いを繰り広げているようです。参考URL・グラビアアイドル研究所)。

あながち、癒し効果についての記述は冗談でなく、登場する約50点の白磁たちは、確かにうっとりさせる不思議な魅力があるようだ。それは、やはりしろい肌と、鋭角さがなく角が落とされた優しさの幻影のせいなのかもしれない。

序盤には大壷が並ぶ。細い腰がだんだんとふくらみのある胸へと広がっていく「ぼんっきゅ」のかたちと、おなかが出た妊婦のような「ぼんっ」というかたち。撫でたくなるのはなぜだろう?

白磁とは朝鮮半島の陶器。1392〜1910年のまでのあいだ焼かれたものだという。当時、朝鮮では儒教思想、つまり華美なものを好まず、質素に暮らす、という理念が生活の根にあった。その思想から生まれたのが、この白磁だ。

白磁は、現在の工業製品のしろいうつわとは異なり、使うことでしみがついたり傷がついたりする。それは、単に当時の朝鮮に汚れがつかない焼成技術がなかったという問題だが、むしろその焼きの不完全性が、しみやきずを生み、美的さを助長しているように思える。


うつわの中に閉じ込められた儒教思想。生活に設けられたルールが、余分だったものを省く。無垢になってあらわれたうつわ。華美を好まず質素に暮らすというシンプルなミッションから生まれたかたちには、入り込む隙間がない。たとえ汚れても傷ついても、思想は汚れも傷つきもしない。そこに輝き続ける秘密があるのかもしれない。

参考サイト 具本昌




白磁白磁
(2007/09)
具 本昌

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念のために

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ヤングガンガン編集部

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