エレファントカシマシ、日比谷野音体験談
2008-07-10

「普通の生活、誰かぼくを捕まえておくれ、乾いた心を潤してくれ」
宮本浩次が歌っている。まだ夜を迎えてない日比谷野外音楽堂、観衆の前で。
エレファントカシマシに「孤独な旅人」という曲がある。ぼくはこの曲が好きで、中でも特に冒頭に書いたフレーズが出てくる部分が最も好きである。その一節ばかり繰り返して口ずさんでしまうのは孤独だから?。
「旅に出ようぜ。夏のある日、旅立っていくだろう。風にまかせて孤独な旅にでよう」
宮本浩次が感じる「日常」の無常さ。はかなさ。そこに惹かれてしまう。せつなさがこみ上げてしまう。ぼくは感情の中で「せつなさ」という感情が一番好きなのかもしれない。楽しいよりもうれしいよりも。
しかし、エレファントカシマシの歌は、かならずしも孤独の歌ではない。孤独を乗り越えて、先にある光をしっかり見つめている。怒ることも寂しくなることもあるが、やはり最後には希望がある。しかし、なかなかその希望に近づけない。現代に希望はあるのか?それを追い求める日常が歌になる。
「まあとにかく何かをがんばればいいんだ、いやがんばらなくてもいいんだけどね」とライブのMCでぼそっと言っていた。
とりあえず生きようよ、ということなのかなと思う。
ライブ会場へと足を運ぶ人たち。
勇気付けられた人たち。
